「できるとしたら・・・?」は魔法の質問
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マーケティングやセールスを真剣に学んでいるの問題が解決できない。
もし、あなたもそう悩んでいるなら、それは知識不足のせいではない可能性が大だ。
問題が解決できないのは、知識のせいではなく、そもそも問題を認識している「視点」が間違っている可能性がある。どういうことか?
実は、数日前こんなことがあった。
僕が主催しているある講座の受講生から
「自分は歯科医専門のコンサルタントなのですが、売上に伸び悩んでいる歯科医院の院長先生の多くは、スタッフがいう事を聞いてくれないからアドバイスを実行できないと言うんです。
多くの場合、患者さんへの直接的な働きかけをするのは、受付の人などスタッフさんなので。ですので、スタッフさんが協力的になってもらうための具体的な方法をアドバイスできないとその先生たちを売上アップに導けないんです。そこで、何かいい方法はないでしょうか?」
といった相談を受けたのだけど、さて、これを聞いて、あなたはどう思う?
なるほど、ということは、
スタッフさんに指示を聞いてもらうためには、
その指示を聞いてくれたら待遇を良くしてあげたり、
インセンティブを与えたりしないといけないのかな…。
と思いました?
それとも、
スタッフさんに指示を聞いてもらうために、院長とスタッフさんとの
コミュニケーションを円滑にする方法を考えないといけないのかな…
と思いましたか?
もちろん、それらも大事でしょう。
でもね、できないことを一所懸命いじくりまわしても、やっぱり、多くの場合「できないことはできない」のです。
ここで大事なのは、
「できないという問題でも、できるようにするとしたらどういうやり方があるのか?」
という視点、発想法です。
もう一度言います。
できないことを無理くりできるようにするのではなく、その真反対の視点で
「できない問題でもできるとしたら、どんな方法があるのか?」
と考えてみることです。
そうすると、前述の問題の場合、スタッフさんが非協力的でも、
これさえ渡せば患者さんが次の行動をしてくれる小冊子などの説明ツールを作ることだったり、
初診の患者さんに院長から送られてくるステップメールを送ることだったり、
初診患者用の手配りチラシだったりと、
スタッフを無理くり動かそうとしていた時には思いつかなかったアイデアが沢山生まれてくる。
そして、今まで「これが問題だ!」と思っていた
固定された視点から解放され、全く別の視点でその問題を見た時、
それはすでに問題ではなくなっているということがコンサルティングの現場では多々ある。
さて、あなたの問題を真逆の視点から見て、
「できるとしたらどんな方法がある?」
と投げかけてみたらどんな答えが思い浮かぶだろうか?