紹介を科学的に起こす方法(その2)
プロモーション
「紹介を科学的に起こす方法その1」でも書いたように、あなたの商品を積極的に紹介したい」と思っているお客は1人もいません。
そう。あなたの商品の売り込みに加担したいと思っているお客は1人もいないのです。
たとえば、朝起きてシャワーを浴びた後、伸びをしながら、
「あーー、今日も思いっきり友達や知人に自分の好きな商品を売込みしてやろう!!」
そう思う人がいるとしたら、ハッキリ言って、その人はいっちゃってます。
そう、たとえ、お客はあなたの商品のファンであったとしても、「紹介(=周りの仲間に対する売込み)を積極的にやりたい」と思う訳がないのです。
にも関わらず、世の中には、お客に売り込みを加担させるような紹介促進法や紹介キャンペーンで溢れています。たとえば、友達を紹介してくれたら割引するとか、紹介してくれたら何かプレゼントするといった、そういう紹介キャンペーンって一杯ありますよね。
こういうのは、基本、「モノをあげるから売込みに加担してくれ」と言ってるようなものです。
こういうテクニックをなぞっている限り、紹介を科学的に起こすことは不可能です。
あなたが紹介を促進させたいなら、まず、このことを頭に叩き込んでおいて下さい。
じゃあ、前回お伝えした方法以外に、どうすれば紹介を大量に獲得できるのか?それは、売り込みに協力させるのではなく、“お客を喋らずにはいられない状態にする”ことです。
さっき言ったように、「割引やプレゼントする代わりに紹介してほしい」といって紹介を義務化しようとしても、ほとんど上手くいきません。
また、あなたの社員でもないのに、あなたのために商品を積極的に紹介したい。そんな風に思うお客もほぼ皆無です。
だけど、人間という生き物は、噂好きで、自慢したがりで、そして、おせっかい焼きです。
なので、こうした人間心理を押さえ、お客が喋らずにはいられなくなるトピックと紹介ツールを仕組み化する。
これができるのであれば、紹介は一気に広がります。たとえば、独占メソッドを実践されている、ある歯科医院の院長さんは、
・実は、虫歯の原因の多くは両親やおじいちゃん、おばあちゃんが生んでいる
・何と、80%以上の子どもが口臭を持っている
・歯並びの悪さは、集中力に関係していて勉強やスポーツにも影響する
といったような、小さな子どもをもつママ達がまさに話さずにはいられなくなる、そんなトピックを記載した手作りチラシを初診患者さんに渡していったところ、そのチラシが公園やカフェなどで噂となり、なんと1日の患者数が70人以上にまで一気に増えたという成功事例があります。
(個人歯科医院で1日70人なんて普通ありえません)
しかし、どうすれば、お客が喋らずにはいられなくなるのか?
それは、
へーー!
まじで!?
嘘でしょ!?
などのように、「!」「!?」といった反応を引き出すトピックと用意し、その内容を紹介促進ツールに搭載することです。
ちなみに、お客の頭に「!」や「!?」といった反応を引き出す代表的なトピックとしては次のものがあります。
・常識とのギャップ
・放っておくとリスクを抱えてしまうこと
・感動的な体験/至高体験
要は、紹介を強制したり義務化するのではなく、お客が勝手に喋らざるをえない状態を作り、同時に、行動の落としどころをツールに設置する。
これが紹介を科学的に落とし込む2つ目の手法です。
本気で突き抜けたいなら、果たして、この内容を自分のビジネスで実践するにはどうしたらいいか?
これについて、実際に手を動かしながら、沢山のアイデアを書いてみることをお勧めします。仮に、30個くらい書けたら、その内の2つか3つは、今までの集客の悩みを抜本的に解決してくれる可能性大ですよ。
では、この発想をぜひご自身のビジネスにお役立て下さい。
追伸.
今日ご紹介した歯科医院は、この紹介システムを含む独占市場メソッドのいくつかのキモを実践したことで、当時、年商4000万円だったのが 2年半で年商10億円にまで売上アップしました。
もし、あなたがその業績アップの極意を手に入れたいなら、ここから入会案内をご覧ください。
小さな会社が突き抜ける極意がここにあります。