勇気ある値上げに乾杯!!
ビジネスモデル
戦略なき値下げは悪である。なぜなら、長い目で見たときに誰も得しないからだ。得しないのは経営者であるあなたはもちろんのこと、商品・サービスを安く買えるお客ですらもそうだ。
どういうことか?ライバルが安売りしているからといって、安易にそれに追随していると体力が奪われる。ライバルの動向ばかり気にするがあまり、売れば売るほど赤字になるという赤字体質に陥ってしまうことになる。
その結果、商品・サービスのクォリティーを維持できなくなり、最後にはビジネスの存続までもおぼつかなくなる。つまり、最後にはお客を裏切ることになりかねない。
僕たち小さな会社が実行すべきは、ライバルへの追随ではない。お客に最大限の価値を提供し、お客にとって1円でも高い価値を生み出すことだ。つまり、あぐらを掻いたうえでの値上げではなく、歯を食いしばってイノベーションを行い、その上で勇気ある値上げをできるかどうか。突き抜けるためにはこうした努力が欠かせない。
そう、僕たちが注視すべきは安易に安売りに流れるライバルじゃない。すべてのビジネスにとって収益の源泉であり、本気で悩みや欲求を解決したいと望み、本物を渇望するお客なのだ。そして、経営者がお客に最大限の価値を売り続けることをコミットした時、不況の最中でも揺るぐことのないお客とともに繁栄し続ける強固なビジネスモデルが誕生する。
今回、3月9日、10日に開催した独占市場メソッド合宿グルコンでは、仲間たちと勇気ある値上げを誓い合った。安売りする前に、お客を200%唸らせる付加価値を生み出そうとする仲間たちとの乾杯。この日交わした約束がきっとこれまでにない新たな価値を世に生み出す記念日になることを僕は信じてる。